
九州の東の海上にある二つの南岸低気圧の影響でしょう、ご当地延岡に降っていた雨は一晩中降り続き、今朝になっても絶え間なく降っています。



かつて、ヨーロッパでは3月25日を新年と考えており、その日から4月1日までの8日間を「春の祭り」として祝っていましたが、1564年にフランスの国王シャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用しました。
しかし、それまでの伝統文化を壊された国民たちはシャルル9世の取り決めに猛反発し、抗議の意味を込めて、4月1日を「嘘の新年」として勝手に大騒ぎをするようになりました。
当然、シャルル9世は憤慨します。
そして、事態の収拾と自分に逆らった人間をこらしめるため、4月1日に「嘘の新年」を祝った国民を逮捕し、処刑するという決断を下したのです。
当時フランスでは多くの人々が処刑され、中には13歳の少女もいたそうです。
この悲しい出来事を忘れないために、また国王に抗議をするために、フランスの人々はそれからも毎年4月1日を「嘘の新年」として位置づけ、馬鹿騒ぎをするなど「嘘の新年」を祝い続けていきましたが、これがエイプリルフールの由来とされています。
また、インドでは悟りの修行は春分の日から3月末まで行われていましたが、すぐに迷いが生じることから、4月1日を「揶揄節(やゆせつ)」と呼んでからかったことによるとする説もあります。
最近は「エイプリルフールに嘘をついていいのは午前中だけ」といったルールもあろそうですが、それでも今のご時世を考えれば、今日は嘘を言わないで過ごそうと思った今朝でした。
それではどちら様も、今日もぼちぼち張り切って明るく元気に笑顔で何事も無く1日をお過ごし下さい。
今日も日ご安全に
最終更新日 : 2020-04-01