さて、アップするのが遅くなりましたが先日の門川、枇榔島・ハチガササレの惨敗釣行記です。
この日の「ハチガササレ」は本来ならば功丸の順番だったのですが、上物釣り師二人が「コタツ」でやりたい(
)ってことだったそうで、私たち3人が「ハチガササレ」で竿出しする幸運に恵まれまたのでありました。

と言うのも「コタツ」の船付けから3人で竿を出すのはちょっと窮屈だったのでどうしようかと話していたところでしたので、まさしく「渡りに船」となったのでした。

この日も3人でジャンケンをして勝った順に好きな釣り座に入りましたが、ただ、今回はいつもと違って、1時間半毎に時計回りで場所を交代するというルールにしたのでした。
ジャンケン一番勝ちの北さんが船付けの真ん中に入り、二番勝ちの私は「コタツ」寄りの左側に、ビリッケツの平野さんが「タカダン」寄りの右側に釣り座を構え、7時に釣り開始です。 

私も朝飯のバナナを食べて釣り始めましたが、1ラウンド目は良型のオナガから根に張り付かれて痛恨のバラシ、塩焼きサイズのシマアジを1匹取り込んだのみで場所交代。
2ラウンド目は40アップを超えるオナガを一旦浮かしながら最後の突込みで無念のチモト切れ。
この時点で3人ともにクロの釣果はありませんで、たまに竿を曲げるのは竿をたたくバリや、イズスミだけでした。
ちなみにこの日のタックルは概ね
のようなものでした。

ロッド:がまかつ がま磯マスターモデル 口太 T-5.3
リール:ダイワ トーナメントISO インパルト2500LBD
ライン:東レモノフィラメント 銀鱗スーパーストロング 2.0号
ハリス:東レモノフィラメント トヨフロンハイパー・ガイアダブルX 2号
ウ キ:釣研 全遊動テクニカル G2 or 全遊動EX-R S/0
鈎 :がまかつ セレクトグレ 7号
ガン玉:2号~6号
マキエ:オキアミ3角+何れもマルキユーの配合エサ グレパワーVSP ×1袋+ 遠投ふかせTR ×1袋+ グレ
パワー沖撃ちスペシャル ×1袋+ のりグレ ×1袋
サシエ:マルキユー くわせオキアミスーパーハード(M) or オキアミ自作加工エサ、赤エビムキミ
仕掛け:なるほどウキ止めの半遊動及び沈め釣り
ウキ止め無しの全遊動仕掛け
タナは2尋~竿1本と1.5尋
クロが釣れないとぼやきながら真剣にウキを見つめる平野さん。
マキエ柄杓を持つ手にも力が入ります。
そのマキエ柄杓を上段に構え、
的確なマキエをピンポイントでウキの周囲に打ち込みますが、見ていても惚れ惚れする見事なコントロールです。
そして残り時間も30分を切った頃の最後の最後に、この日初のクロ、それも最大のオナガを釣ったのでありました。 

しっかし、この人のタフさには驚かされました。
この釣りを終えた翌朝5時には鶴見大島の「大バエ」に渡って日中はクロを狙い、夜釣りでアジとサバを釣り、夜が明けたら再びクロを狙って昼まで竿を振り続けたのです。
その挙句と言うか、東レのトヨフロンスーパーL・EX2号のハリスで実寸64㌢、推定5キロ以上はあったというモンスターを釣り上げたのですから恐るべき男女群島パワーでした。




一方、無言の構えでジ~っとアタリを待つ北さん。
が、しかぁ~しこのお方もタモを手にした途端に足元の瀬でハリスを切られて良型のクロを取り逃がし、不満そうな顔で私を睨み付けたのでした。
折角タモを取ってあげたのに、私の所為じゃなかったのですが・・・・・・。
こうしてこの日も愉快なオジサントリオは大した釣果を見ることなく竿を畳み、

「タカダン」の釣り人を回収し、
私たちを回収。
「乙島丸」さん、そしてこの日一緒だった釣り人の皆さん、枇榔島、ありがとうございました。
最終更新日 : 2020-11-09