釣行したのは3月25日、出港時には弱い雨がぱらついていました。
ホースヘッドに立っての瀬決めジャンケンはウネリの中で行われ、第八大黒丸からは延岡磯研の北園会員が。
この日の釣り人は私と延岡磯研の北園会員(以降北さん)を含めて5人でしたが、国富からお越しのお二人さんは当番瀬のスズキバエの予定でした。
ってことで、ジャンケンで2番勝ちした私と北さんは、二、三日前に好調だったと言う「丸バエ」を選択して、
沖に向かったのでした。
北さんに好きな釣り座に入ってもらい、私は船着けにバッカンを構えました。
この日の潮は中潮の初日で、干潮が10時48分、満潮が16時22分でした。
口太もオナガも産卵真っ只中のシーズン、何処の釣り場も食い渋りの徴候が顕著に現れてるようなので、この日は食い渋り対策として釣研の小型棒ウキ T-LANCER(ティーランサー) のS-Bをセッティング。
これに潮の動きと仕掛けの流れ具合を把握するために同じく釣研の 潮受けウキゴム(M)のイエロー をセット、遊動を1尋にして様子を見る事にしました。
ハリスは 東レ・モノフィラメント の トヨフロン® ハイパーガイアXX (ダブルエックス) 1.7号。
結束強度に問題は無い上に瀬ズレにも強く、適度な軟らかさで糸グセが付き難くいので私は全遊動釣法で多用する他、チヌでもグレでも半遊動、沈め釣りでも信頼して使っているハリスです。 

早っつ 



私が朝飯のバナナを食っていた時、何と北園会員が一投目から竿を曲げたのです。 

私はまだ一投もしてないと言うのに、早くもタモ入れ。 

どうですかこの竿の曲がり、怒涛の入れ食べを演じたのでありました。



この日の潮はオナガの潮だったのか、食って来たのは殆んどがオナガで、サイズは30㌢から38㌢のまずまずの型で、思わず笑みがこぼれます。




私が第一投を振り込んだのは7時20分、出遅れていた私にようやく嬉しい一尾が来たのは竿出しから2時間後の9時16分、
僅かに40㌢を僅かに切る口太でした。 

あの手、
この手と、クロの口元にエサを運んでいるつもりなのですが、北さんが相変わらずコンスタントに竿を曲げているのにもかかわらず、私のアタリは遠かったのです。 

そこで気分転換にランチタイム。
そしてこの日最大のドラマが訪れたのは午後4時前、早くも回収の船が遠くに見え始めた時間帯でした。
最後まで猛烈な反撃を繰り返し、一旦姿を見せてからも再び海中に突っ込んで最後の最後までタモに入るのを拒んだ40オーバーのオナガを遂にタモに納めたのです。
最終更新日 : 2021-03-29