この日 「烏帽子」 のジャンケン場に集まった渡船は私たちの喜福丸を含めて4隻。
それぞれの船の代表がジャンケンをして勝った順番に真っ先に上礁する磯を決めるのです。
喜福丸の代表は2番勝ち、船長は 「中のハエ先端」 を選択したようで私たちグループに上礁を勧めましたが、この日はうねりがちょっとあったのと満潮が11時38分だったこともあり、シャワーの洗礼を受けるのが好きな人も居たのですが私は受けたく無かったので、3人で話し合って一応パスしたのでした。
この日の表面海水温は22.6度。
この時期にしては高過ぎる水温にこの日の苦戦が容易に想像出来ましたが、果たして 



「中のハエ船着け」 と「中のハエ先端」に二組を下ろし、
午前6時45分、私たちは3人で 「西バエ」 に瀬上がりを終えたのでした。
午前6時52分、大分県佐伯市蒲江沖に浮かぶ 深島 の右から昇る朝陽。
長らくご無沙汰していた北浦のクロ釣り、この日が初の釣行でしたので、しっかりとお神酒を供えさせて頂きました。
私は船着けの右に釣り座を構え、熊本の福江さんは私の左手、延岡磯研の藤島くんはちょっと離れて、北側の「イモンコ」寄りに釣り座を構え、私は午前7時40分に第一投を振り込んだのでした。
この日の延岡市土々呂の潮は小潮の初日で満潮が11時3分、干潮が16時54分でした。
際を狙っても、遠投しても、浅いタナでも、竿一本以上の深いタナを狙っても釣れるのはこの20㌢に満たないこのサイズばかり。
サシエもオキアミ生、くわせオキアミスーパーハード、オキアミボイル、ムキミの4種類をローテーションしてみるのですが、サイズアップには釣法、エサそのどれもが全く歯が立ちませんでした。 

午前8時10分、私はコッパグレ対策として一旦ポイントからマキエを断って様子を見てみる目的で、朝食タイム。
コッパの猛攻に渋い顔の福江さん。
バナナパワーをケツに注入して差し上げたのでしたが、
「トウセンバエ」 へ瀬変わりしたのでありました。
仕切り直しとなった10時過ぎ、私はエナジードリンクを飲んで何とか価値ある一尾を目指します。
が、しかぁ~し、釣っても、
釣ってもこのサイズ。
西バエよりも酷いであろうコッパ地獄から抜け出せなかったのは、
熊本の福江さんも、
延岡磯研の藤島くんも同じく、お手上げ状態だったのであります。 

久し振りに顔を見せて頂いた ヒメテングハギ 、負け惜しみながらこれで5魚種達成でした。 

15時30分、本来であればゴールデンタイムの絶好の時合いなのですが、こんな風景を眺めながら写真を撮る私はすっかり諦めモードになっていたのでありました。 

16時20分、回収の船に乗り込んだのでありました。
福江さん、藤島くん、そして喜福丸の英樹船長、北浦の海、北浦のクロや魚たち楽しい一日をありがとうございました。 

この日のマキエ
と唯一持ち帰ったお土産のシマアジ。 


ちなみにこの日の仕掛けです。
仕掛け:全遊動及び反動仕掛け
最終更新日 : 2021-11-13