午前中は私が37㌢、井本君が40アップの口太をそれぞれ一匹で終わり、昼飯を食って午後からの上げの潮に期待したのでした。
当日は小ボーズの前に無数の浮きグロが湧いており、井本君はこの浮きグロを見事にゲットしたのでしたが、この日は何故か食い込みが浅くて反応はあるもののしっかりと食い込まず、二人で1時間ほど狙ってみたものの結局この一匹で浮きグロ攻略は終わったのす。
上げ潮になっても依然としてアタリは遠く、その上に仕掛けを遠投してもあっと言う間に足下に突っ込んでくる最悪の寄せ潮になってしまいました。
そこで捨て身の攻略に作戦変更、1.7号のハリスを1.5号にサイズダウンです。
その三投目、これが正解だったのか14時ジャスト、いきなりの竿引きでフロートマスター TZ がひん曲がったではありませんか。
が、しかぁ~し、上がってきたのは無情にも ☟ の サンノジ(ニザダイ) でがっくり。
14時半、井本君に待望のヒット。
無事にタモに納めたのは40㌢に少し足りない腹ぽってりの口太。
これも竿2本弱の深いタナからの魚信だったそうで、回収した仕掛けにそのまま残っていたサシエの冷たさからタナが深いとは察していましたが、ヨミは当たっていたようです。
14時51分、私にも負けじとアタリが。
中々の引きで足元に突っ込み、クロなら間違いなく40後半サイズと思わせるファイトでしたが、途中から何だかおかしな引きに不安がよぎりました。
その不安は見事(❓)に的中、案の定これまたサンノジだったのです。 😖
ところでこのサンノジ、ご当地延岡の魚市場ではキロを超える個体はキロ当たりの単価が600~750円もの高値で取引されることも珍しくなく、そのサシミが石鯛となって酒席に並ぶこともあって、それほど サンノジは美味しい魚 なんです。
私も、オナガを狙って口永良部島に遠征を繰り返していた一昔前、釣ったサンノジを現地で丁寧に〆て持ち帰りサシミで食べていましたが、とても美味しかったことを今でも覚えています。
しかしその後にこちらで釣ったサンノジを食べた時、独特の臭さがトラウマになってそれ以降は食べることがなくなりましたが、意外に宴席などに出てくるサシミにはサンノジやボラ、ブダイなどがフツーに混じってるのかもしれません。 😅
結局この日も惨敗、16時前には早目に竿を畳み、回収の船を待ったのでした。
しかし、最近は本当によう釣りきりませんねぇ~。
自分でも、情けなくなってしまいます。 😭
南西の方角から見たグンカン、真ん中付近が船着けです。
何年か前の話ですが、急に時化て来た海況により渡船での回収が不可能になり、左側の一番高いところに避難した釣り人二人がヘリコプターで救助されるといった海難事案が発生しましたが、見た目よりも波に弱いのがグンカンの特徴なので余程の凪でない以上瀬上がり後の注意は釣り人の必須義務です。
南側から見たグンカン。
最も気を付けなければならないのは右側の小さなワンドです。
波が高い時には此処からの波が船着けの岩場を超えるので、このワンドを背にして釣る釣り場の関係上、後ろからの大波にいきなり襲われ、そのまま海に投げ出されることは度々なのです。
ちなみに余談ですが、我がクラブ員もこの波の怖さを身をもって経験した者がおりますことを付け加えておきます。
それほどフツーに波に落とされるってことですね。
島野浦の海、島野浦の魚たち、第八大黒丸、そしてこの日一緒に竿を出した井本君、一日ありがとうございました。
さぁ~、これで暫くは男女群島になるかなぁ~。
しかし、それまでにもう一度はクロの焼っきりを食ってみたいしなぁ~。
この日の仕掛け
ロッド : 釣研 フロートマスターTZ・ZENYUDO 5.3m
リール : ダイワ ダイワ トーナメント ISO 競技 LBD
道 糸 : 東レ 銀鱗®スーパーストロング XO 1.75号
ハリス : 東レ トヨフロン® トーナメント ガイア 1.7号 or トヨフロン® スーパーL・EX ハイパー 1.5号
ガン玉 : ゴム張りガン玉 G6~G4+G3
サシエ : オキアミ生、くわせオキアミスーパーハード 、深海エビのムキミ
仕掛け : 遊動幅1.5尋の半遊動仕掛け or 沈め釣り or 全遊動仕掛け
最終更新日 : 2022-03-07