いつも利用している大黒丸がエンジン載せ替えで休業中のために、コロナ禍で2年振りとなった懇親釣り大会は大黒丸と同じ浦城港から出港している琴姫丸に協力をお願いして行われました。
当日は波が高かったので安全を考慮し、25名の参加者は瀬割り抽選順に従って一番船と二番船に分かれて乗り込み、先ずは一番船の16人が午前6時に浦城港を出港しました。
14番を引いた私は一番船で出港、「作兵衛鼻」に3人、隣の「作兵衛鼻の中」に3人、その隣に2人の計8人が瀬上がりし、「ヤジロ」に3人、「馬の背」に2人が降り、最後に私たち3人が馬の背の奥の無名瀬に降りました。

こうやって写真で見ると如何にも釣れそうな良さげな磯に見えますが、私は勿論、他の2人も初めて竿を出す釣り場でした。 


その馬の背よりも更に奥の無名瀬に一緒に降りたのは、先日のGFG九州地区本部主催の春季懇親釣り大会の時に雨を耐えながら鶴見で一緒に竿を出し、心を折りながら仲良くボーズを食らった延岡磯研の甲斐雄二くん、そしてもう1人も延岡磯研の上田くんでした。
そして右手の馬の背から竿を出しているのは、男女群島の相棒の平野さん。
このお方も鶴見の雨中の竿出しでパンツまでびしょ濡れになりながらボーズにお付き合いして頂いたお友達でしたが、馬の背のすぐ後ろ隣のヤジロに降りた萩原くんもこの時のボーズ友、奇しくもこの時のボーズ友5人の内の4人までもがお隣同士の見える範囲以内から竿を出す不運(
)に、妙な胸騒ぎを覚えたのでした。

この日は小潮で潮汐は
の通りでしたが、『与えられた釣り場で最善を尽くそう』とカッコ良いことを言ってはみたものの今一やる気が湧き上がって来ない竿出しでしたが、果たしてそれを裏付けるかのように瀬変わりする9時過ぎまでサシエのオキアミは2、3匹あれば足りたのでした。 


そこで3人で話し合って、瀬変わりすることに。
しかし、波が高いので五丈バエよりも沖には行けず、「オドリバエ」に瀬上がりしていた藤田支部長たちが作兵衛鼻の裏へ瀬変わりしたので空いたいたオドリバエに3人で変わりました。
「平岩」の右側には馬の背から一緒に平野さんと和田くんたち二人が瀬変わり、五丈バエの3人も大波が時折打ち寄せて危ないって事で「大岩」に瀬変わり、結局この日はこの4組、10人だけしか瀬変わり出来ませんでしたが、しかぁ~し、結局変わってもクロは釣れずに結果は何ら変わらなかったのでありました。 

オドリバエで釣れたのは上田くんがバリとフエフキ、雄二くんが良型のアラカブ、
私がチヌ、これで終わったのであります。
今回の対象魚は25センチ以上のクロのみで、検量は3匹までの総重量。
したがって、このチヌは外道でしかありませんでした。
やはり優勝は予想していた通り作兵衛鼻からでした。
優勝した菊池飛鳥さん。
3匹重量3,240グラムの見事なウエイトでした。




準優勝は、物静かな方の平野秀次さん。
前述したGFG九州地区本部主催の春季懇親釣り大会でも見事に3位入賞したばかりで、「五丈バエの裏のチョンボリ」で3匹重量2,630グラムを検量したのはお見事でした。



そして第3位は、平野さんと一緒に五丈バエ裏のチョンボリから竿を出した延岡磯研の寺田泰隆くん。
こんな状況下でも3匹重量2,000グラムを検量するのは流石の釣果でした。

特筆すべきはGFG宮崎支部紅一点の長友智子さんでした。
彼女の実力は既に皆さんご存じの通りでしょうが、この日の悪条件下でもしっかりと1,430グラムを検量し、並み居る男性釣り師を蹴散らして6に入賞したのでしたが、これには参加の皆さんシャッポを脱いだことでしょう。




表彰式の模様。
当日の成績。
ちなみに検量にクロを出したのは参加25名中12名。
実に半数以上の13名がクロの検量無しだったのであります。 

余談ながら何かと話題の絶えない平野さんですが、この日も会場に来る途中の国道10号線上で鹿と衝突した話で持ち切りでした。
まだ3,000キロも走ってない新車なのですが、衝突した衝撃でボンネットが凹み、ヘッドライトのモールやフェンダーなどに傷が付いたりしています。
先の男女群ではがま磯マスターモデルⅡ尾長H-5.0をポッキンしたばかりでしたが、それに続くショッキングな出来事にすっかり心が凹んでいたのでありました。
最後に、これまた久し振りの開催となる延岡磯研主催のチャリティー大会を6月12日に行うことを報告して大会を無事に終えたのでした。
参加の会員の皆さん、当日は波の高い悪条件の中大変お疲れ様でした。 

最終更新日 : 2022-05-09