釣行したのは先週の金曜日、10月7日でした。
天候は曇り、天気予報では波は1.5m、多少のうねりと波気もありましたし、中潮ながら満潮時の潮位が高ったので込み潮になって来たらやれないかもしれないとの船長の判断でしたが、とりあえずやれる時間までやってみようって事で相棒の平野さんと二人で渡ったのでした。
波の様子を見るためにジギングをやりながらしばらく磯の周りを流していた第八大黒丸。
この日の土々呂港の潮汐、中潮の初日でした。
スズキバエの磯の周りを撮った動画です。
スズキバエの釣り座の中でも期待度ナンバーワンの表向きのチョンボリからも竿が出せる状況でしたが、私たち歳よりは無理は禁物なので朝一から無理はしませんでした。

この釣り座からは一人で竿を出すのがベターですが、二人でも問題なく竿出しは可能です。
こちらは北側の釣り座で、地向きから一人若しくは二人、表向きから一人が竿を出せます。
北向きの島野浦を向いた方には沈み瀬が入っていますので、余程の凪の時でない限り竿を出すことは困難です。
相棒は早くも釣りの準備を終えようとしていましたが、私は先ずは朝飯を補給してから事始めです。
7月頃から9月頃にかけてのスズキバエは暑さで釣り人が少ないのと波が高ったりなどでほとんどマキエなど入っていないのですが、にも拘らずこの日のクロの活性はすこぶる高く、二人して一投目から25センチを超えるサイズのコッパオナガが一投毎に食って来たのでした。
コッパに交じってたまにはこんなカラフルな魚も。
そして瀬際を流すと、こんな嬉しい外道が。
チョンボリに移動して40㌢を超えるイサキやマダイ、それにこの日最大のオナガを釣るなど一人気を吐く平野さん。
北側に移動した私も良型のチヌやイサキが竿を絞り込んでくれたのでしたが、
圧巻はこ奴でした。

仕掛けを回収している最中に目の前のサラシの中から魚体を水面に浮かしてガバッと食って来たのは優に4キロは超えるハマチだったのです。
この日は朝から久し振りにがま磯マスターモデルⅡ口太MH-5.3を使っていたのでしたが、チヌを掛けた時にトラブって、これは初代マスターモデル口太F-5.3でのやり取りです。
ライン、ハリス共に1.7号、スプールからラインを150m近くまで引き摺り出して行ったあまりの引きに、初めは取り込むことなど諦めてやり取りしていましたが、10分を超える頃からこれは意地でも取り込んでやるぞとのファイトに変わり、それから更に10分以上の格闘を行い、やがてウキ迄見えるところまで寄せて来たもののハリスの中間が足元の瀬に触れたのでしょう、残念ながら切られてしまったのでした。

平野さんもチョンボリから後ろにやって来てしばらく見守るほどの、9時50分頃から10時10分を過ぎる頃までの悔しいドラマだったのであります。
12時過ぎには波が大きくなって来たので、安全に回収が出来る内にと浦城港出口にある平岩に瀬替わりです。
此処でこの時期頃から期待の持てる40アップの口太を狙って竿を出したのでしたが、
しかし残念ながら、此処でもチヌしか食ってきませんで、このサイズの二匹のチヌの引きを楽しませて頂き竿を畳んだのでした。

午後4時過ぎの回収時の平岩の様子。
満潮の16時58分を前に既に磯はこの状態、さすがにこの日の潮位の高さを裏付けておりましたです。
この日の楽しい釣りをサポートしてくれた第八大黒丸。
ありがとうございました。
強かった北風の影響で穂先にラインが絡まっていたのを気付かずアタリに合わせ、同時に巻き上げた瞬間に折損した初歩的なミスでしたが、チヌはこの状態で取り込みました。
#1(穂先)の代金は税抜き16500円、諸事情で昨年から加入出来る釣り保険も無く、フロートマスターTZ-5.3に引き続き、痛い出費になりましたです。

この日の仕掛け
ロッド : がまかつ がま磯 マスターモデルⅡ 口太 MH53 or マスターモデル口太 F-5.3
リール : ダイワ トーナメント磯競技 LBD
道 糸 : 東レ 銀鱗®スーパーストロング エックス・オー 1.75号
ハリス : 東レ トヨフロンスーパーL・EX ハイパー 1.7号
ウ キ : 釣研 全遊動EX-R M-0 or 全遊動テクニカル G2+ 潮受ウキゴム
鈎 : がまかつ 尾長くわせ 7.25号 or 競技グレ 4~5号
最終更新日 : 2022-10-13