随分遅くなってしまいましたが、2月17日に北浦でクロ釣りをした時の模様です。
鶴見、門川、島野浦と続いてきた2023年お神酒奉納初釣りシリーズの最後となった北浦釣行でしたが、この日も予想通りの厳しいクロ釣りでした。
ご覧のように釣行日の天気は最高でした。
日向灘沿岸に位置する北浦の海にお神酒をしっかりと注ぎ、今年一年の北浦での何事も無い安全釣行と少しばかりの釣果を願ったのでした。

申し分のない潮時の中で、口太はもとよりオナガからイサキ、青物、石鯛など北浦きっての好ポイントである 「青バエ」 から竿を出させて頂きました。
ジャンケンに勝った者から好きな場所に釣り座を構えて7時過ぎから釣り開始、私がまだ竿を出す前の7時13分に竿を曲げたのはこの人、物静かな釣り人の日向市の平野名人でした。

その向こうから竿を出しているのは延岡磯研の北園会員。
この時、この後に二人にとんでもない悲劇が起きようとは誰一人想像だにしていなかったのでありました。

ジャンケンに一番勝ちした私は、何故か一番南側に釣り座を構えたのでしたが、この日は朝から13時過ぎまで右から左に流れる上り潮がガンガン流れ、しかもその上り潮がトマス方向に回り込むといった最悪の上り寄せ潮でしたので、蒲江の深島方面に流れる上りの潮を狙っ場所選びした私の目論見は見事に外れたのでした。

北浦釣行ではいつもお世話になっている英樹船長繰る、頼れる渡船です。

弁当便&見回りで喜福丸が声を掛けて通り過ぎていった後の9時14分、一回目の悲劇が北園会員に発生しました。
明らかに良型のグレと思われる獲物とやり取りを開始した数秒後、インテッサG4の#2が乾き切った鋭い音を発してボキッ‼と折れたのです。
私がタモを持って駆け付けたものの、相手はハリスを切ってまんまと逃亡に成功、北園会員はがっくりとした表情で仕掛けを回収したのでした。

南端から竿を出した私にはそれらしいアタリが無いままに時間だけが経過、たまに鈎掛かりするのはこんなエサ盗りばかり。
そこで遅い朝食を食ってしばらくポイントを休めました。
このポイント温存が功を奏したのか10時前にようやく待望のクロが。
サイズは今いちながら嬉しいファーストヒットでした。
そして第二の悲劇が発生です。
この日の10時20分干潮の潮止まりに合わせて皆で昼飯の準備を始めたその時でした。
バキッ‼と今度は鈍い音が飛び込んできたのです。
その音の方向に目をやると、平野さんが自分のタレックスの変更メガネを自分のフェルトスパイクシューズで踏み壊していたのです。

幸いにしてリムやテンプル、レンズに傷は付きませんでしたが、ブリッジから真っ二つに折れてメガネが二つ誕生したのでした。

同じフレームがあれば変更レンズはそのまま使えるでしょうが、それにしてもこれもまたスーパーインテッサとどっこいどっこいの痛い出費になりそうな悲劇だったのであります。

さぁ~、こうなれば私も海に転落したり岩場で転倒して怪我をしたり、スマホを海中に没することなど無きように気を付けなけばなりません。
何事も起こらぬように安全第一で丁寧に瀬際を狙って仕掛けを流しますが、根掛かりして仕掛けを損失したり、時折り
の美味しい外道が竿を曲げるのみ。

平野名人も上げの潮が速いので、ちゃっかりと北園会員の更に北側に釣り座を移動して潮下を狙っていますが、サンノジやイスズミなどの外道に虐められてるようでした。
大切な愛用のロッドを追って元気のなかった北園会員でしたが悲劇の仲間が増えた(?)ことで元気を取り戻したのか、仕掛けを作り直して流していたロッドに幸運のアタリが。
13時50分、慎重に取り込んだのは、
40㌢に近い良型のイサキだったのです。




しかし、そんな私にも遂に想定外の出来事が発生したのです。
このアラカブを釣ったのが15時28分。
喜福丸が裏のトマスとの水道を回収準備でゆっくりとオオバエ方向に通り過ぎて行った15時26分、遂に貴重なアタリを捉えたのです。
僅かに40㌢を切る口太でしたが、これぞまさしく価値ある一尾、この日最大の想定外の出来事となったのでした。




青バエの拙い動画をどうぞ。
この日のタックルです。
道 糸 : 東レ 銀鱗スーパーストロング NEO 1.75号
ハリス : 東レ トヨフロンスーパーL・EX ハイパー1.7号or1.5号 竿1本
ウ キ : 釣研 全遊動EX-R(S) 0 or 全遊動テクニカルG2+潮受ウキゴム
鈎 : がまかつ セレクトグレ 5号
ガン玉 : ゴム張りガン玉 G4~G5
マキエ :オキアミ生3角+マルキユーイワシパワーグレスペシャル×1袋+遠投ふかせスペシャル×1袋+グレパ
ワーV9スペシャル×1袋+のりグレ×1袋
サシエ : オキアミ生&くわせオキアミスーパーハード(M)or手作り剥き身
仕掛け : ウキが全遊動EX-Rの時には竿1本のハリスをウキ止めをセットしていないラインと直結し、鈎の上40
センチの位置に状況に応じてG4からG5のゴム張りガン玉を噛み付けた全遊動仕掛けで仕掛けを入れ
込いく全遊動。
全遊動テクニカルの時には1.5尋の遊動幅でを取り、仕掛けが馴染んだらウキごとゆっくりと仕掛け
を沈めていく沈め釣り。
最終更新日 : 2023-02-28