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価値ある1尾

磯に立って49年。 これまでに幾度となく後悔や挫折、屈辱を味わい、喜びや悲しみ、感動など様々な経験をさせて頂きました。 釣りに夢中になっていた頃に生まれのが私の生涯のテーマとなった『価値ある1尾』です。しかし、古希を過ぎてからは釣りの話題もめっきり減ってしまい、テーマとは程遠い話題がほとんどになってしまいました。 老いぼれ釣り師の少しばかりの釣行記とリハビリ運動や孫の話題、旅の話題、つまらないボヤキなどを1年無休で綴っているブログです。

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2023-05-18 (Thu)  20:17

男女群島釣行記(第二弾)その3

風向きは27日の夜遅くまでは大丈夫でしたが、
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 のように日付が変わる頃から南風に変わる予報でした。

予定ではこのまま「重箱」から移動せずに二日目の夜釣りもここで引き続きやるつもりだったのですが、朝の見回りの時に前田船長から『橋本さん、此処では翌朝まで無理かもね。』と告げられたので、釣った魚を船置きの大型クーラーに移し替えた時に『お昼か夕方のどちらかの見回り便で瀬変わりするから』と、ポーターさんに伝えておいて、
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平野さんと話し合った結果、どうせ変わるなら早めに変わってゆっくりしようって事で、12時頃にやって来たブラックヘラクレスに乗り込んで『船長、ヤスナガは空いちょるですか』と確認したところ『うん、大丈夫よ』との一発返事に思わず心の中でラッキーと叫んで「ヤスナガ」に向かったのです。

「石塚」を回り込むと直ぐに、過去に何度も竿を出してその都度好釣果を残したヤスナガに着き、数年振りに瀬上がりしたのでした。


27日と翌28日の潮は小潮で、良い潮とは言えませんでした。
   

ほとんど潮が動かない中、遠投して微かに右に流れる潮に仕掛けを乗せて流すと40~50㌢のオナガが退屈しな程度にぽつぽつと食って来るのはさすがに男女群島でした。

14時9分、銀鱗®スーパーストロング エックス・オーの道糸4号に直結したトヨフロン® トーナメント ガイアのハリス4号3尋と釣研の全遊動EX-R(M)0の全遊動仕掛けで流す仕掛けにヒットした良型のオナガ。


日中にしては久々に嬉しいナイスサイズで、

57.3㌢でした。

こうやって釣っている時、30年以上の長い男女群島釣行で私が初めて体験した出来事が。

それは  の動画をご覧になって下さい。


こんな珍事があったりしながら夕マズメを迎えた17時23分、ブラックヘラクレスが夕刻4時の見回りの時に配達してくれた晩飯の弁当を早めに食って夜戦に突入したのでしたが、

日中コンスタントに食っていたオナガのアタリが、期待の夕マズメには嘘のように無くなっていたのであります。

しかも、暗くなると2mはあるような巨大なサメが釣り場の廻りを月明かりの下でウロウロしているのが確認され、万事休すだったのです。

前日の夜釣りと昼間の疲れから10時を過ぎた頃には岩の割れ間に敷きこんだマットの上に体を横たえ、いつの間にか眠りに落ちていました。

翌28日は3時半に起き、痛む腰で歯磨きをして顔を洗い、4時の見回りで配達された朝飯の弁当を4時20分には食って狭い釣り場の隅っこでトイレを済ませ、
 

朝マズメの一発を狙って夜釣り仕掛けを振り込んだのでしたが夜が明けるまでは大したアタリも無く、6時前頃にようやくまずまずのオナガが食って来たのを合図に再び入れ食いモードに突入したのでしたが、

しかぁ~し、このオナガを釣った時に踏み込んだフェルトブーツが岩海苔で滑って転び、海に落ちる寸前で岩を掴んでどうにか転げ落ちるのを防いだのでしたが、私は海に頭を向けて岩の間にひっくり返ったまま立ち上がることが出来ず、平野さんから引っ張ってもらって何とか起き上がったものの右手の小指と薬指、掌と右耳を岩場に付着していた貝で怪我してしまったのでした。

それでも、血だらけになって取り込んだオナガ。

海水で血を洗い流した上でペットボトルの水で再び奇麗に洗い、

バンドエイドで何とか止血したのでしたが、何とも痛ましい右手になってしまいました。

赤丸の岩が岩海苔が付着していた滑った岩で、赤丸の左側の岩の割れ目に頭を向こうにして転げ落ちたのでした。


波が無くて潮が引いた時には一段低い此処から竿が出せますが、此処も海苔で滑るところが多いので足下にドンゴロスを引いて滑り止めにするなどの注意が必要です。

 の場所で食わせた平野さんは目の前の足元の沈み根でことごとくハリスを飛ばされるのでここに来てやり取りをするのですが、

ここにも青丸で囲んだように目の前の左右に沈み根がある上に、


私が転んだように足場が海苔で滑るので、足下に注意しながら少々へっぴり腰のやり取りで無事にタモで取り込んだのは、

今回の釣行では何故かすっかり好かれてしまったサンノジで、浮かない表情でカメラに収まった平野さんだったのであります。

そんな訳で、今回は誠に残念ながら良型のオナガを手持ちした平野さんの写真がありませんです。


午前8時40分。

いつも私よりも大きなオナガを釣る相棒の平野さんでしたが今回は終始サンノジに翻弄されて今一つ調子に乗れないまま竿を畳み、同じく今回も60アップの顔が見れないまま互いの健闘を称え合って竿を畳んだ私も、2023年最後のオナガチャレンジの2ショット写真を撮ってブラックヘラクレスの回収を待ったのでした。

8時45分にやって来たブラックヘラクレスに乗り込み、

中ノ島の「山口瀬」から竿を出していた宮川名人や、

男島の「有田奥」


「男島の鼻」の岡田名手などの回収を終え、


9時22分、男女群島の男島を後にしました。

11時14分過ぎには五島列島・中通島の佐尾鼻灯台の沖を順調に航海し、


午後12時36分に田平港のあじか磯釣センターに無事帰って来たのです。


宮川さんとはずいぶん昔バラモンで一緒に竿を出し、岡田さんとは一昨年女島の「墓の下のハナレ」で一緒に竿を出しましが、今回は一緒させて頂き楽しい釣行をありがとうございました。


今回も絶好調だったイシダイとアラの釣果。

そして男女群島初挑戦で見事1メートルの嬉しいアラを釣った守口荒磯釣りクラブ名誉会長である宮川名人さんたちグループの竹内さん。

誠におめでとうございました。  


久し振りの男女群島のオナガを満喫した宮川名人


男島の鼻で見事62㌢を釣ったダイワフィールドテスターの岡田名手。  
 

久し振りにあじか磯釣センターの柴山社長からカメラを向けられて撮ったオナガ。

今回も色々ありながらも楽しかった男女群島の戦いを終え、


14時20分、早くも来年の男女の話など交わし乍ら延岡へ向かって車を走らせたのでした。


最終更新日 : 2023-05-19

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