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価値ある1尾

磯に立って51年。 これまでに幾度となく後悔や挫折、屈辱を味わい、喜びや悲しみ、感動など様々な経験をさせて頂きました。 釣りに夢中になっていた頃に生まれのが私の生涯のテーマとなった『価値ある1尾』です。しかし、古希を過ぎてからは釣りの話題もめっきり減ってしまい、テーマとは程遠い話題がほとんどになってしまいました。 老いぼれ釣り師の少しばかりの釣行記と身体のリハビリや孫の話題、旅の話題、つまらないボヤキなどを1年無休で綴っているブログです。

Top Page › 釣りの話題 › 今生の別れ
2023-11-20 (Mon)  15:44

今生の別れ

がまかつ製品をこよなく愛する有志7人で「がまかつ会延岡磯研」を立ち上げたのは昭和63年、1988年の事でした。

発足時の名称は「がまかつ会延岡磯研」でしたが、これでは字数が多くてライフジャケットの背中にプリントや刺繍をする場合に経費が嵩むってことで数年前に「延岡磯研」に改名しました。

発足から10年間は私が会長を務め、マナーが悪かったり会則に反した会員は遠慮せず退会を勧告し、厳しく会員を指導して来ました。

その後は今の藤田会長に引き継ぎ、厳しさの中にも和気藹々と会員相互の懇親を深めながら35年が経ちました。

 は発足翌年の会員名簿です。

 が発足メンバーの一人である川並 東会員。

昭和24年10月生まれですので私よりも一級後輩でしたが、島野浦でクロを食わせる釣技は天下一品で、私などは足元にも及ばなかったものです。

特に「ヒラバエ」と「潮吹きのチョンボリ」から竿を出したら右に出る者は唯一人居なかったほどでした。

野菜作りやブルーベリーの栽培もプロ並みでしたが工作も得意で、若い頃には「東風ウキ」のネーミングでウキを自作して、島野浦の難しいクロを良く食わせていたものでした。

ちなみに彼から株分けして頂いた我が家のブルーベリー、これからは大切に大切に育てなければです。


「がまかつ会延岡磯研」発足間もない若い頃、1月~3月の寒いシーズンに口永良部島にオナガを狙って中原釣具店の順也店主さん達と一緒に通っていた頃のことを懐かしく想い出しますが、もう二度と会えません。



「延岡磯研」35年のレジェンドと最後の別れでした。


川並さん、何ぼ何でん逝くのが早過ぎたけど今日が最後のお別れでした、『さいなら』。



どうぞ、安らかに眠って下さい。



そして、これからも延岡磯研を見守っていて下さい。



最終更新日 : 2023-11-20

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